【お母さんが変わったから…】
こんにちは
心理カウンセラーの岡嶌伸枝です。
姉弟とも不登校の場合もありますが、上の子だけ、下の子だけ不登校の場合もあります。
昨年から〈きずな回復メソッド〉を受けているお母さんのお子さんは、下の息子さんだけまだら不登校。
まだら不登校とは、学校に行ったり行かなかったりすることなのですが、まだらに登校するから学校の先生には、「ただ怠けているだけ」と思われがちなのですが、心理状態は不登校のお子さんと変わりません。
卒業まであと7,8か月。
学校のスクールカウンセラーや区や市の不登校相談などにも行かれ、それでも解決できなくて、友人からの紹介でカウンセリングに来られました。
お母さんも不安だったのでしょう。
カウンセリングを始めてからすぐに、お子さんの様子が変わってきました。
朝起きることができないと、そのまま登校しないということが続いていました。
昼夜逆転してしまっているので、よくあることですが・・・
その日も朝起きられず、「きっと休むのだろう」と思って、そのまま出かけ、カウンセリングを終えて帰宅すると、どうやら遅刻をして、登校したということが分かりました。
上の子に、「どうしちゃったんだろうねぇ~」と話すと、
「お母さんが変わったからじゃない?」
と言われたそうです。
お母さん自身、変わろうと意識していたわけでもないのに、そう言われてびっくりしたと話されていました。
子供は、親の変化に敏感です。
お子さんに良い結果が出ているということは、お母さんがいい方向に変化しているという証拠!
子供は親に影響され、親も子供に影響されるものです。
親も子供も何となく、イライラしたり、傷つけ合ったりしてしまうのが不登校。
親だってそんな気はないのに、きついことを言って後で後悔してしまうことも多々あると思います。
この〈きずな回復メソッド〉は、お母さんとお子さんのコミュニケーションを増やします。
コミュニケーションが増えると、親の考えていることが子供に伝わり、子供の考えていることが親に伝わります。
お互いが何を考えているかが分かるから、余計なイライラや不安が解消されていくのです。
家庭は、どんなことがあっても安全基地であることが、一番大切な事なのです。
最近、お子さんとどんなことを話しましたか?
思い出してみてくださいね。